補聴器

補聴器を使うまで40年

補聴器を使うまで40年。

これは私の伯父の話しです。親族が補聴器専門店を経営しているにも関わらずです。聴力を見るからには苦労したんじゃないかと思いました。…妻である伯母さんも。…おそらくお勤め時代の後輩の皆様も(その節はご迷惑をおかけしました)。

ただ、本人曰く「補聴器をつけてみたいという気持ちもあったが、補聴器は”老人のモノ”という強いイメージがあって抵抗があった」とのこと。私も何とかこのイメージを変えなければと思ってますので、この伯父の悩んでいた気持ちはよくわかりました。昔は性能も低く、サイズも大きかったですから、使う決心をするには今よりも更にハードルが高かったことでしょう。

この話、実は私の伯父に限ったことではありません。先日受けた、ある補聴器メーカーの研修では「補聴器を購入するまで平均7年の歳月がかかる」と発表していました。これは聞きにくいと自覚もしくは家族が気付いて、補聴器の情報を収集し、補聴器店に足を運び…。でも、本人が受け入れ出来ないと一旦検討をやめてしまう。この繰り返し…というものです。当店にも相談だけ、試聴までしてそれで終わりという方も時々いらっしゃいます。

口上手く話しをすれば「売る」ことは簡単ですが、使わなくなってしまう方も多くなりますから、俗に言う「セールストーク」は当店ではしません。

補聴器の受け入れが出来ていない方のやる気が少しでも上がるように、接客方法の見直しは常に欠かせませんね。

補聴器相談 良い評判を聞いて…

先日のこと、青山店に一本の電話が入りました。補聴器相談をご希望で、今まで色々と購入したものの、良く聞こえる補聴器が無いとのこと。「良い評判を聞いたので…」とお問い合わせの動機をお話しされました。

このようなお話しをお聞きすると、当店のお客様からのご紹介で「嬉しい」という気持ちと、お困りの状況を「なんとかして差し上げたい」というやる気でみなぎります。補聴器の選定やフィッティングが適していない場合もありますが、色々お使いになっていることを踏まえると、補聴器ではなくお客様の聞き取り能力に限界があるのかもしれません。

今週ご来店の予定。いかような状況であっても、現状よりも少しでもお気持ちが楽になるように応対したい。そう思っています。

<学割>学生向け補聴器の補助金

障害者自立支援法の他に、就学生向けに学割がございます。

学生購入支援制度(学割) 
 年齢制限はありません(大学院生まで対応します)
 在学証明書もしくは学生証をご持参ください
 特別価格にてご購入いただけます(メーカーにより内容は異なります)

この他、修理や周辺機器など各種のご優待もございます。

学生で補聴器の購入をお考えの方はこの学割制度を是非ご活用下さい。
身体障害者手帳をお持ちの方は障害者自立支援法との併用はできません。
一部対象外の学校がございます。詳しくはご来店のご予約時にお問い合わせください。