補聴器

耳にかけるタイプのEar Supporter(補聴器)には、耳穴にフィットさせるための耳栓が必要です。耳栓の種類は既製品とカスタムメイドの2種類あります。必ずしもカスタムメイドの耳栓が良いわけではありません。聴力やお耳の状態に合わせて適した耳栓をご提案しています。
本日お客様へお渡しさせていただいたEar Supporter(補聴器)は耳にかけるタイプ。メーカーから入荷後にカスタムメイドで製作した耳栓を検査したところ、肌触りの悪いザラザラした「ばり」を確認。時々発見するため、おそらくメーカーでは問題のない基準内なのだと思います。

※Ear Supporter(補聴器)のカスタムメイドの耳栓
青い丸印の中、光の反射が途切れている部分が問題の個所
肌に触れる部分の表面処理が甘すぎると皮膚を痛めるリスクがあるため、当店では入荷基準を高く設定しています。修正作業は研磨機器にてトリミング作業を行い、滑らかになるまで磨き上げます。

※作業BOX内で磨きます
「ばり」が取れると、気持ちの良い肌触りに変わりました。細かいことですが、快適性を高めるにはこのような点も大切と考えています。常日頃、気になったことは逐一メーカーの担当者へ改善要求をしているため、「またか…」と思われそうで嫌ですが、またお話ししてみたいと思います。

先日、出勤途中に世田谷のお客様宅に訪問。補聴器を壊してしまったと連絡があり、翌日の早朝対応として。部品が外れかかっていただけで、故障ではないことがわかり互いに一安心。クリーニングまで一通り終えて、別れ際にお客様から一言。
「これで生きられる。」
感慨深いお言葉をいただきました。お役に立てて光栄です。
明日の新製品発表会は新しい形の小型耳あな型補聴器。外から見えないほど耳の奥深くに入れる補聴器の様子。この補聴器が登場すれば、きっと今までよりも多くのお客様と出会え、このお客様のように、お喜びいただける方も増えるはず。明日の発表会が楽しみです。
このところ、補聴器のメンテナンスや新規の補聴器相談等で、通常よりも慌ただしい毎日を送っています。今日も休む暇が殆どない程でした。
初めてで現在試聴中のお客様からは、「患者さんの物を落とした音が聞こえるようになった」、「聴診器との併用も問題なかった」との感想。人命に関わるお仕事に貢献でき何より。
当店で買換えされ初めてのメンテナンスにご来店のお客様からは「やっぱり両耳の方が聞こえやすかった」、「騒音を抑える設定が調子良い」、「ほんとに感謝している」など嬉しいお声も。
私がご希望を曲げて(注:適した良い方向に)したことで、期待以上の良い効果に繋がり、ご夫婦ともに喜ばれている。
ただ補聴器を販売するだけでも、もちろん嬉しい。けれども、やはり自分なりにお客様のために一工夫を添えて完成した補聴器で喜んでいただけた時が一番嬉しい。今日は補聴器技能者としてやりがいのある一日でした。
カルテの山に追われ、気分転換にブログ更新。急いで整理して早く帰ろう。