補聴器

補聴器の補助金

補聴器の補助金にはいくつか種類があります。その中のひとつに障害者自立支援法というものがあります。正式には、「障害者自立支援法による補装具費支給制度」と言います。

聴覚の身体障害者になられた方のみに限りますが、補聴器の購入費用を自治体が一部負担してくれる福祉制度です。自治体は申請する方の聴覚障害の程度、収入、就労又は就学の有無などを総合的に判断して負担額を決定します。支給される補聴器は通常、ポケット形もしくは耳かけ形です。

障害者自立支援法対象の補聴器は一般の補聴器よりも性能が低いため、申請者のご要望にそぐわない場合があります。このため、申請者が希望する、対象外の一般の高性能補聴器を購入する補助として、支給される補装具費 (補聴器費用)を利用することを認めている自治体もあります。

障害者手帳をお持ちの方は、まずお住まいの地域の市区町村役所もしくは当店にご相談ください。

補聴器の日の使い方

6月6日は補聴器の日です。

補聴器を永く愛用するためには補聴器の乾燥や耳垢が付いた時のお掃除など、日々のメンテナンスがかかせません。補聴器をお持ちの方でしたらご存知かと思います。ですが、購入した当初はこまめに補聴器を乾燥していた方も、ご使用期間が長くなるにつれ、毎日のケアをおろそかにしてしまいがちです。

6月は梅雨に入り、補聴器の大敵である高温多湿の季節の始まりです。この時期のケアを怠ると、補聴器の故障などのトラブルにつながりかねません。お正月や誕生日など1年の節目となる日があるように、補聴器にも補聴器をきちんとメンテナンスする日が1年に1度は必ずあると便利です。湿気対策や汗対策が必要となる6月こそが補聴器の節目と考えるのにふさわしい月だと思います。

6月を目安にメンテナンスし、心機一転「今の補聴器をまた1年使うぞ!」と心がけてみてはいかがでしょうか。

鳥のさえずり ‐早朝の演奏会と補聴器‐

今朝、少し早めに起床し朝日を浴びに外に出たところ、早朝の喜びを体感。「チュンチュン」という鳥のさえずりがなんともいいようのない、良い雰囲気を醸し出していたのです。冷たい空気に触れたこともあり、高原にいるかのような錯覚にも(少し言いすぎましたが)。
そこでふと、「あぁ、難聴者はこの鳥のさえずりが聞えないんだな」と。日中に聞こえなくても、忙しさに気にもとめないかもしれませんが、朝の静けさに聞こえるこの音。旅先であれば、森林を散策中に非日常を愉しませてくれるこの音。何の変哲もない音かもしれませんが、この鳥達の演出がなければ、この清々しさは半減。試しに耳を塞いでみたところ…味気ない。
難聴の経験年数が長ければ、もうこの感覚を忘れてしまったかもしれませんが、補聴器で聞こえるようになるならば、この感覚をぜひ取り戻すことをお薦めしたい。
気持ちを新たにした朝でした。