補聴器

フォナック補聴器発表会「オーデオ」1_目立たない補聴器

フォナック補聴器発表会_オーデオ

※写真:フォナック社の目立たない補聴器オーデオと青山店の菅野

今回フォナックがリニューアルしたオーデオは丸みを帯びた前作の形から一変、角のあるシャープなデザインに変更されました。無駄が省かれたデザインから思うのか、一目見てこの補聴器に魅了されました。使用後に外して、ふとその形を見た時にも、ネガティブな気持ちにならない良いデザインの補聴器に仕上がったなと思いました。補聴器を使うことに抵抗のあるお客様にも嫌われない、良き相棒になることが期待できます。

フォナックオーデオ発表会

※写真左:代表取締役から過去5年間の業績の紹介
※写真右:拡大写真。右肩上がりにグループの業績が上がっていることがわかる

当日の発表会では代表取締役から業績紹介、各部門の責任者から新しい補聴器に関する発表、間にワークショップを挟み、最後に補聴器の補修方法など収穫の多い良い会になりました。

補聴器オーダーメイドの加工技術

※写真左:特殊な耳型へデジタル製造による耳栓のメリット紹介
※写真右:オーダーメイドによる耳穴型補聴器の様々な形

中でも私が注目したのは、オーダーメイドで製作する耳栓の製作技術に関する発表についてです。
フォナック社の膨大な症例を基に様々な形状から使いやすい形を作る自動技術が登場します。今まで難しい耳型のお客様には経験則で特殊形状の補聴器をオーダーしていました。今後はこの技術により、お客様に合わせる精度が高まります。
耳の形状や聴力は一人ひとり違うため、補聴器の技術向上だけでなく加工技術の向上は、当店のコンセプト”お客様の「個性」に合わせた補聴器を作る”ことに大いに貢献いただく技術革新です。
補聴器の製作が難しいお客様には積極的にご紹介していきたいと思いました。

フォナック補聴器発表会「オーデオ」2_装着してみました

オーデオスマート

※写真:AUDEO Smart(オーデオスマート)を手に持った状態



「小さい」をコンセプトとしているので、”目立ちやすい耳”をしている私が実際に装着してみることにしました。
様々な角度から撮影し、どのように見えるか確認しました。

オーデオ補聴器装着例1

※写真左:真横からの全体像
※写真右:真横からの拡大写真

真横から近付くと、見えるのは耳の上から耳の中までのチューブ。そして耳栓の位置を保持するためのストッパーのみ。どちらもとても細い線でできていて、しかも耳の形状にピッタリと密着しているためほとんど目立っていません。耳の裏に隠れている補聴器の本体はこの角度では全く見えません。

オーデオ補聴器装着例2

※写真左:斜め前から撮影
※写真右:斜め後ろから撮影

続いて左の写真は、斜め前から撮影したもの。これも真横と同じように見えるのは細いチューブのみ。
最後に一番目立ちやすい斜め後方から撮影。この角度ではさすがに「見えない」とは言えないものの、全11色あるカラーから髪や肌に合う色を選択することでもっと「目立たない」補聴器に仕上げることもできます(当日装着したサンプルはオリーブグリーン)。
試聴用の補聴器は青山店、品川大井町店ともにご用意が出来ていますので、ご試聴やご試着いただけます。ご興味ありましたら、どうぞ各店までお問い合わせください。

新しい補聴器の登場

補聴器オーティコン_アジャイル

 

4月の青山店移転と時同じくして、デンマークのオーティコン社より新しく補聴器(Agil-アジャイル-)が登場いたしました。この補聴器はオーティコン社が誇る全ての技術(2010年5月現在)を搭載した、補聴器になります。
今回の優れた点は従来の同格ラインの補聴器「エポック」から始まった、両耳の補聴器が無線通信をすることで会話を聞きやすくする機能の性能アップを図ったことと、補聴器が周囲にある音を分析し、綺麗に音を出す今までのデジタル補聴器には難しかった「音質の向上(音の出し方)」を実現したことなどが挙げられます。約4年ほど前の補聴器(補聴器名:Safran)をお使いのお客様からは、この補聴器を使って「自分の声が昔の声に近づいた」との評価をいただいています。お客様の反応から見ても、色々な補聴器を試しても満足な聞き取りができないというお客様には、ご試聴いただく価値のある補聴器と考えています。このアジャイル補聴器は性能がアップしつつ、耳掛け型補聴器のサイズは大幅に小さくなっています。詳しくは「取り扱い補聴器」ページで改めてご紹介したいと思います。

今週末にはスイスのフォナック社から小型補聴器(耳掛け型)が登場する予定です。週末には休みを利用してフォナック社の発表会に参加してきますので、こちらも改めてご紹介したいと思います。
「補聴器をしていることを見られたくない」「気づかれたくない」という、補聴器への見た目の問題を解決するために、各補聴器メーカーは止まることなく”どんどん”小型化に励んでいます。