買い方と選び方

補聴器と消費税

消費税の増税まで、あと2週間。
色々と必要なものを慌てて購入されている方も多いかと思います。
私もその一人です。

増税のお話、このところ補聴器(イヤーサポーター)相談でもこの話題が必ず出てくるようになりました。一部の補聴器取扱店が「増税の前に・・・」と広告されていると聞きましたが、実はこれは、間違っています!耳栓や電池などは消費税がかかりますが、補聴器は医療機器のため 非課税です。

増税の影響は受けません。

補聴器は急いで購入しても、ご自分に合っていなければ高い買い物になってしまいます。

ゆっくりと時間をかけて、長く使える自分に適した補聴器を探すのも、良いのではないでしょうか。

はじめての補聴器店選び

補聴器はご購入前がまず大切。それはどのような補聴器店で、どの補聴器をご購入するかにより、その後の効果がある程度確定するためです。適した補聴器であれば補聴器調整の自由度が上がり、後々の修正にも応対しやすくなります。
音量調整、周波数調整、騒音抑制、既製耳栓の利用やフルオーダーメイドの製作等、東京ヒアリングケアセンターの技能者が選定するポイントは他にも様々にあります。
高額補聴器を必ずしもお薦めするわけではありませんが、価格を優先した安易な購入も「安物買いの・・・」になってしまっては本末転倒。大切なことはあなたのご要望と状態に適した補聴器を提案してくれる補聴器店であるかということです。
初めての補聴器店選びにはしっかりと必要なだけ、望むだけの相談を受けてくれる補聴器店が良いでしょう。

補聴器相談に時間をかけて大切にしている理由

私がご購入前の補聴器相談に時間をかけ大切に行っていることには、大きく分けて2つ理由があります。その一つはお客様に長くお使いいただける補聴器をご購入いただきたいこと。そしてもう一つは、お客様が思われている補聴器への誤解を解くこと。この2点です。
補聴器を体の一部として長くお使いいただくためには、ご購入後にお客様が「買って失敗した」と思われるようなことは避けなければなりません。ただし、日本では補聴器の認知度が低いために、補聴器を身につけることによる効果を、お客様自信ご存じないことが多い。これが現状です(補聴器を付ければ何でもよく聞こえるようになる。又は補聴器は騒がしくて駄目だ!などなど…)。
そのような誤解を一つずつ解くために、こちらから「この補聴器が良い!」と短時間で一方的に押しつけるのでなく、ある程度の知識をお客様にもお持ちいただき一緒に納得してご購入いただくようにしています。
“補聴器をお客様の個性に合わせた音作りで完成させる” ことを理念としているため、その実現にはお客様自身にご自分の個性やそれに合う補聴器、そしてその音作りについて知っていただくことが欠かせません。このようなことから、私はお客様に合わせてご購入前に時間を惜しまず応対するようにしております。
では実際お客様からどのような反響があるのか…次回に続きます。

補聴器相談風景