店舗からのお知らせ

営業再開から2週間が経ちました

東急プラザ渋谷店に合わせて、全店の営業を再開をしたのが6月1日。本日で2週間になります。色々な想いが皆さんにあると思いますが、いかがお過ごしでしょうか。当店のスタッフは皆元気に仕事に励んでいます。

この長期の休業期間では、基本的に店舗は臨時休業としていました。しかし、休業前日にご案内しました通り、補聴器の故障等、生活に大きく支障の出てしまうご相談もいただき、何度か応対いたしました。電話は転送にしていましたので、緊急の方とそうではない方を、いただいたお電話口にて分けさせていただき、後者の方は営業再開後の只今対応させていただいています。

まだ終わったわけではないものの、既に社会は大きく変わってしまいました。補聴器関係では医療機関の対応が気がかりです。先日、お客様のご自宅周辺の耳鼻咽喉科をご紹介したところ、「勝手に紹介しないでほしい」と医療機関よりクレームのお電話をいただいてしまいました。Withコロナの中では、突発性難聴などの緊急性の高い患者以外の聴力検査はしていないとのことでした。今までは、このようなケースは無く、他の医療機関がどのように診療しているのか、確認が必要な状況にあると思いました。

「補聴器はできれば使いたくない」そう思う方は多くいらっしゃいます。ご家族が何とかやる気になってもらうようにお話して、お連れになるケースが多々あります。そのような中で、「耳鼻咽喉科を受診してから来店してください」としてしまっては、重い腰がまた上がらなくなってしまうかもしれません。当店が対象としているお客様はそのような「無関心期」の方々です。このため、一旦は来店いただき、お会いしてお話をするところから始めることを基本方針にしています。その上で、受診いただくようにしています。

Withコロナの中では、この医療機関との連携方針も含め、色々と見直しが必要なことがあります。しかし変えてはいけないことは「補聴器で困っている方をゼロにする」というずっと続けてきた信念。東急プラザ渋谷店を作ったのも、新たな角度からその問題にアプローチするためです。

いい意味の方向にも変えることが出来る。そう思って、毎日課題の解決に取り組んでいます。一人ひとり、新たな日常の在り方を考えていきましょう。補聴器で困ったことがあれば、是非お声がけください。

25周年のご挨拶と、臨時休業の今、そして動画公開について

緊急事態宣言が発令されてから、10日となりました。皆様、どのような気持ちでお過ごでしょうか。

本日4月17日は当社の創立25周年の記念日。私の両親が自宅の一室から始めて四半世紀の時が経過した記念すべき日です。記念すべき節目となるこの日に、店舗でお客様をお迎え出来なかったことは非常に残念です。ですが、今は「Stay home」。家にいましょう。

今回の緊急事態宣言の発令を受けて、補聴器専門店がどのように行動すべきなのか、悩みました。簡単に決めてしまえば「一斉臨時休業」ですが、難聴でお困りの方にとっては私達は必要です。とはいえ、通常通りにどなたでも受け入れてしまう営業をしてしまっては、私達にもお客様にも感染リスクが高まります。このため熟考した結果、店舗は全店臨時休業。補聴器の故障等「生活に著しく問題が生じる場合」に限り、修理受付のご対応のみ受付。対応するスタッフは私のみ。それ以外の音質調整などは一旦受付を見合わせ、外出自粛を図っていただくことに決めました。今回のような事態では、100%正解の行動は無いと思います。緊急事態宣言の初期段階においては「Stay home」をまずは第一に行動する。なんとか早く終息してほしいものです。

ちょうど当社の25周年の記念日である本日、Just earの公式動画も公開されました。私、菅野聡も出演しています。ご自宅で一息入れる際にでもご覧いただき、私が開発段階から関わり続けている「Just ear」について理解を深めていただければ幸いです。

補聴器で困っている方を、ゼロにしたい。

東急プラザ渋谷店

新年あけましておめでとうございます。過ごしやすい陽気が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。

2年の準備期間をかけて先月グランドオープンしました東急プラザ渋谷店が、現在私の中心的な活動拠点となっています。渋谷の店舗は一早く本日からオープンしています。ぜひお休みの間に渋谷付近にお出かけの際には、当店にもお立ち寄りください。

渋谷は広く情報を発信するショールーム機能も兼ね備えた発信拠点。青山はクローズドで落ち着いた対応が必要なお客様向けの完全予約制、大井町は地元のお客様をケアする曜日指定の店舗。各店舗が機能を分けて活動しています。

東急プラザ渋谷店は日本初のオープンスタイルの補聴器専門店です。店舗区画の約半分をオープンの展示フロアとして、ご来館のお客様に開放しております。ご相談をご希望のお客様には、補聴器のご相談から、フィッティング評価まで全て行うことが可能なバリアフリーの大型防音室も完備しています。補聴器の情報を今まで手に入れられる場所としては、補聴器業界や医療及び福祉関係のイベント等がメインであったと思いますが、目的をもって来場する限られた方が対象者でした。これに対し、東急プラザ渋谷店は全くの別目的で来館された方にも、広くオープンに展示を行っているところが、今までになかったところです。年中無休で、夜9時まで開いていますので、いつでも気軽に補聴器の情報に触れられる珍しい情報発信拠点になったと思います。

昨年はまず、東京ヒアリングケアセンターの世界観を知っていただくことを中心に展示をしました。今年からは更に補聴器や難聴、音など広く耳に関わる題材もテーマに取り上げて発信していきます。

渋谷で私たちが行っているのは、ほぼ大半が補聴器の啓蒙活動です。その一部のご相談者様への補聴器販売で経費を賄っています。啓蒙活動が大半であることから、私達が本来こうあるべきではないかと想ってきたことの全てを発信するようにしています。補聴器に対するイメージは、私見では、20年近く時が止まったままと思っています。補聴器の誤解を解くこと、補聴器専門店と補聴器技能者の地位向上、医療機関との連携の必要性など、全てを発信しています。ご来館のお客様から応援のお声や握手を求められたり、記念写真を撮られる方もいらっしゃることから、私達が販売目的の店舗と一線異なる活動を行っていることを、感じていただけたものと確信しています。

このブログでも長く発信し続けていますが、営利を第一にしてしまうと、あらぬ販売方向に舵が動きます。それは、お客様より私達の方が補聴器の知識が豊富なため、本来すべきことをしない方向にも誘導できてしまうからです。このため、営利企業ではあるものの、社会貢献を第一とし、その先に利益があるという思想をもって活動しています。安易な乱売はNGとしつつ、サービスの価値に見合わない廉価な販売もNGとし、社会性と営利企業としての活動性のバランスがもう一つのテーマとしています。

今の私を例えると「水を得た魚」。青山を立ち上げた14年前からしたかったことが、やっとできるようになりました。「補聴器で困っている人をゼロにしたい。」この想い一つで活動を続けてきました。

2020年は創業25年の節目の年。一人でも多くの方が、素晴らしい人生を過ごせるように、その懸け橋になれるよう、全速力で駆け抜けます。

東急プラザ渋谷