補聴器について

他店の補聴器技能者との交流

このところ補聴器販売店協会の仕事も含め、他店の方とお話しする機会が
多くありました。
補聴器を取り扱うことへの各人の想いをお聞きすることができ、いつも新鮮な
気持ちになります。
今月末には理事を務めている日本補聴器販売店協会東京都部会主催の
講習会が開催される予定なので、また他店の方と交流を深めていきたいと思います。

補聴器をご購入されたお客様からの反響

お客様からどのような反響があるのか、先日心温まるお声をいただきましたので1つご紹介します。

先日、お客様からご友人を紹介いただきました。このご友人は地元ですでに何度か補聴器をご購入されていたのですが、どれも満足のいくものではなかったようです。ですから最初は今回もあまり期待をお持ちではなかっただろうと思います。
しかし、店舗での時間をかけた細かな対応やお貸出し中の実際の効果から、当店でもう一度頑張ってみようというお気持になられたようです。ご本人からは当店の音作りに対してとても良いご評価をいただきました。奥様からもご紹介いただいたお客様を通じて喜びの声をいただきました。「以前は少なくなっていた夫婦の会話が、補聴器を買い換えたことで多くなったらしい。夫からも話しかけてくれるようになったと奥さんが喜んでいましたよ。」というなんとも心温まるお声でした。

補聴器にはただ聞こえるようになるだけでなく家族の絆をもつなげる、素晴らしい効果があります。今回も補聴器の音作りを通してそのつなぐ役割を担えたことには、感慨深いものがあります。このようなお声を日々いただいているからこそ、私は補聴器本来の価値を伝えることに力を注いでいるのです。

東京ヒアリングケアセンターのシンボルマーク

補聴器相談に時間をかけて大切にしている理由

私がご購入前の補聴器相談に時間をかけ大切に行っていることには、大きく分けて2つ理由があります。その一つはお客様に長くお使いいただける補聴器をご購入いただきたいこと。そしてもう一つは、お客様が思われている補聴器への誤解を解くこと。この2点です。
補聴器を体の一部として長くお使いいただくためには、ご購入後にお客様が「買って失敗した」と思われるようなことは避けなければなりません。ただし、日本では補聴器の認知度が低いために、補聴器を身につけることによる効果を、お客様自信ご存じないことが多い。これが現状です(補聴器を付ければ何でもよく聞こえるようになる。又は補聴器は騒がしくて駄目だ!などなど…)。
そのような誤解を一つずつ解くために、こちらから「この補聴器が良い!」と短時間で一方的に押しつけるのでなく、ある程度の知識をお客様にもお持ちいただき一緒に納得してご購入いただくようにしています。
“補聴器をお客様の個性に合わせた音作りで完成させる” ことを理念としているため、その実現にはお客様自身にご自分の個性やそれに合う補聴器、そしてその音作りについて知っていただくことが欠かせません。このようなことから、私はお客様に合わせてご購入前に時間を惜しまず応対するようにしております。
では実際お客様からどのような反響があるのか…次回に続きます。

補聴器相談風景