補聴器について

補聴器の日の使い方

6月6日は補聴器の日です。

補聴器を永く愛用するためには補聴器の乾燥や耳垢が付いた時のお掃除など、日々のメンテナンスがかかせません。補聴器をお持ちの方でしたらご存知かと思います。ですが、購入した当初はこまめに補聴器を乾燥していた方も、ご使用期間が長くなるにつれ、毎日のケアをおろそかにしてしまいがちです。

6月は梅雨に入り、補聴器の大敵である高温多湿の季節の始まりです。この時期のケアを怠ると、補聴器の故障などのトラブルにつながりかねません。お正月や誕生日など1年の節目となる日があるように、補聴器にも補聴器をきちんとメンテナンスする日が1年に1度は必ずあると便利です。湿気対策や汗対策が必要となる6月こそが補聴器の節目と考えるのにふさわしい月だと思います。

6月を目安にメンテナンスし、心機一転「今の補聴器をまた1年使うぞ!」と心がけてみてはいかがでしょうか。

鳥のさえずり ‐早朝の演奏会と補聴器‐

今朝、少し早めに起床し朝日を浴びに外に出たところ、早朝の喜びを体感。「チュンチュン」という鳥のさえずりがなんともいいようのない、良い雰囲気を醸し出していたのです。冷たい空気に触れたこともあり、高原にいるかのような錯覚にも(少し言いすぎましたが)。
そこでふと、「あぁ、難聴者はこの鳥のさえずりが聞えないんだな」と。日中に聞こえなくても、忙しさに気にもとめないかもしれませんが、朝の静けさに聞こえるこの音。旅先であれば、森林を散策中に非日常を愉しませてくれるこの音。何の変哲もない音かもしれませんが、この鳥達の演出がなければ、この清々しさは半減。試しに耳を塞いでみたところ…味気ない。
難聴の経験年数が長ければ、もうこの感覚を忘れてしまったかもしれませんが、補聴器で聞こえるようになるならば、この感覚をぜひ取り戻すことをお薦めしたい。
気持ちを新たにした朝でした。

補聴器と母の日のプレゼント

明日は母の日ですね。
母の日に何を贈りますか?カーネーションでしょうか。

母の日のカーネーション

「地方に住む母にサプライズで補聴器を贈りたい。」時折、このようなお問い合わせをいただきます。予期せぬプレゼントはとても嬉しいものです。ですが、残念なことに補聴器はサプライズプレゼントに不向きです。
補聴器は聴力や使用環境など、一人ひとりの状態やご要望に合わせて作る必要があるためです。もしプレゼントをとお考えでしたら、是非お母様ご同伴でお店にお越しください。