Just ear
テイラーメイドイヤホン、Just ear開発責任者の松尾さんと私についてのお話。
なぜ音質調整モデルのXJE-MH1を続けているのかというお客様との会話に、昨日松尾さんからこんなお話がありました。「一つのビジネスとしてだけでは、採算は合っていないかもしれません。私は設計の時間として来ているのです。」とのこと。要は一台の販売のためだけではなく、今後の開発のためにも来ているということ。すなわちこれは、店舗は「開発現場の最前線」という私の考えに完全にシンクロしたもの。松尾さんの口から、そのようなお話があり、感慨深いものがありました。
松尾さんは私を通して耳を知り、私は松尾さんを介して音を知る。二人とも「耳」と「音」について専門的な知識はあるものの、お客様一人ひとり異なる「音へのこだわり」に対して、店舗という開発現場で経験に磨きをかけ、自身の研究に生かしている。そういう私達の好循環な連携を通して、Just earは支えられており、XJE-MH1がJust earの聖地青山のみで今も展開している所以でもあるのです。
Just earのブランドを孤高の存在に高めるXJE-MH1。なかなか予約が取りにくい状況ではありますが、ご興味あればぜひご相談ください。
昨日のメディア掲載(KAI-YOU)以来、Just earは問い合わせと来店、どちらも女子率が急上昇。結局、昨日は通常版の『女性限定「ちょっとゆったり試聴会」』が予約満席。緊急で追加した短縮版『女性限定「ちょっとゆったり試聴会・ミニ」』も、本日予約満席となりました。
どなたも、試聴後すぐに“キュンキュン”感が伝わってくる…。
皆さんに諏訪部順一さんの歌声をJust earで聴いた感想を伺ってみると、「身体にまとわりつく感じ(良い意味で)」、「すごく近くにいる」とのお声ばかり。女子ではないのでわかりませんが、推測するに「抱きしめられて、耳元でささやかれている。」そんな感覚なのではないか…と、ふと思いました。
もしこの感覚が正しければ、ディスプレイ無用のヴァーチャル・リアリティー(VR)。目を閉じて聴くのが良さそうです。
諏訪部さんがファンの方にはできるだけ良いイヤホンで聴いてほしいと思われているのは、そうすると「すごく近い距離で会える」ということなのではないでしょうか。こちらも推測意見ではありますが…。それであれば、30万円のMH1であったとしても、けっして高くはないかもしれない。
この良い声を、どうやって、求めるファンのもとへ届けるのか。
良い音源があり、再現能力の高い音楽プレイヤーがあり、リアリティーを追求するイヤホンがある。今日はカスタムの世界をほとんど知らなかったり、音楽プレイヤー自体をお持ちではない方も多々いらっしゃいました。
明日の試聴会では音楽システムのおすすめなど、少人数の会ならではのサポートをしてあげると喜ばれるかもしれませんね。諏訪部さんとのヴァーチャルな時間を邪魔しないように、明日も適切な距離感で応対したいと思います。
Just earとのセットにお薦めしたい、ハイエンドWalkman(NW-WM1Z / WM1A)が発表されましたね。
Just earの開発責任者である松尾さんが、普段あまり表には出ない「中の人(主に松尾さんの知人のS社の開発者)」をお招きする開発者トークイベントを、Just earを発売した2015年に青山店では毎月開催していました。
その中でも、記憶に深く残るのは、Walkman開発責任者の面々が一堂に青山店に集まった1年前の開発者トークイベントです。小さな青山店内がキャパオーバーするほど、ポータブルオーディオに関心の高い方々が数多く聴講にいらっしゃいました。どんどんお客様が来店されるため、開発者に近い前方のお客様たちは自主的に体育座りになってつめていただくなど、想定を大きく上回る来場に一同驚いたものです。途中で入れ替わりはあるものの、常時60名程度はいらっしゃったように思います。
その時にはメディアの方々も参加されていたので、イベントの全体像のお話しは割愛します。以下の「関連情報」に掲載したAV WatchさんやPhile webさんの記事をご覧ください(記事内の当店のリンクはリニューアル前のもののため、リンク切れしております…)。
なぜ1年前のイベントのことを、もう一度ブログに書いているのかというと、今回のIFA2016(国際コンシューマ・エレクトロニクス展・ベルリン)で注目を集める新しいWalkman、あの青山店での開発者トークショーの時にお客様が要望したことが形になっている!!と思ったからです。あの時、あの時間を共有したお客様にはお分かりになりますが、次期ハイエンドWalkmanに対して、「この機能はいらない」「こんなものがほしい」など、皆さんマニアならではの意見をどんどん開発者にぶつけていましたよね。
Walkmanの開発責任者があれほど勢ぞろいしたイベントは後にも先にもないようです。更にあれほどのポータブルオーディオの猛者達と膝詰めで語り合ったのもおそらく初めてで、心に響く相当なインパクトを与えたものと思います。世界中の意見をもちろん集約したのでしょうが、あの時の皆さんの意見をかなり活かしてくれている、そう思います。
どのような商品でもマニアならではの意見が今後賛両論出てくるのでしょうが、まずはJust earのように「開発責任者の心意気」を感じられる苦労商品が生まれたことに対して、素直に喜びたいです。その片鱗に関われたであろうことに対しても…。
開催するのは色々とハードルが高そうですが、また青山店でWalkman開発責任者の佐藤さん達とお話しする機会が作れたら面白いですね。
【関連情報】
- AV Watch:幻の“真鍮ウォークマン”も!? ポータブルの猛者と開発者が激論した、コアな一日
- http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/712492.html(他社サイトへ移行します)
- Phile web:東京ヒアリングケアセンター青山店にてJust earの声かけでウォークマン開発者が“非公式”集結!
- Walkman開発者の佐藤さんが解説している公式プロダクトビデオ(Youtube)
- https://www.youtube.com/watch?v=NJOolmwYK_4(他社サイトへ移行します)
- 東京ヒアリングケアセンター:Just earをより楽しむ