専務 菅野聡のブログ

補聴器で困っている方を、ゼロにしたい。

東急プラザ渋谷店

新年あけましておめでとうございます。過ごしやすい陽気が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。

2年の準備期間をかけて先月グランドオープンしました東急プラザ渋谷店が、現在私の中心的な活動拠点となっています。渋谷の店舗は一早く本日からオープンしています。ぜひお休みの間に渋谷付近にお出かけの際には、当店にもお立ち寄りください。

渋谷は広く情報を発信するショールーム機能も兼ね備えた発信拠点。青山はクローズドで落ち着いた対応が必要なお客様向けの完全予約制、大井町は地元のお客様をケアする曜日指定の店舗。各店舗が機能を分けて活動しています。

東急プラザ渋谷店は日本初のオープンスタイルの補聴器専門店です。店舗区画の約半分をオープンの展示フロアとして、ご来館のお客様に開放しております。ご相談をご希望のお客様には、補聴器のご相談から、フィッティング評価まで全て行うことが可能なバリアフリーの大型防音室も完備しています。補聴器の情報を今まで手に入れられる場所としては、補聴器業界や医療及び福祉関係のイベント等がメインであったと思いますが、目的をもって来場する限られた方が対象者でした。これに対し、東急プラザ渋谷店は全くの別目的で来館された方にも、広くオープンに展示を行っているところが、今までになかったところです。年中無休で、夜9時まで開いていますので、いつでも気軽に補聴器の情報に触れられる珍しい情報発信拠点になったと思います。

昨年はまず、東京ヒアリングケアセンターの世界観を知っていただくことを中心に展示をしました。今年からは更に補聴器や難聴、音など広く耳に関わる題材もテーマに取り上げて発信していきます。

渋谷で私たちが行っているのは、ほぼ大半が補聴器の啓蒙活動です。その一部のご相談者様への補聴器販売で経費を賄っています。啓蒙活動が大半であることから、私達が本来こうあるべきではないかと想ってきたことの全てを発信するようにしています。補聴器に対するイメージは、私見では、20年近く時が止まったままと思っています。補聴器の誤解を解くこと、補聴器専門店と補聴器技能者の地位向上、医療機関との連携の必要性など、全てを発信しています。ご来館のお客様から応援のお声や握手を求められたり、記念写真を撮られる方もいらっしゃることから、私達が販売目的の店舗と一線異なる活動を行っていることを、感じていただけたものと確信しています。

このブログでも長く発信し続けていますが、営利を第一にしてしまうと、あらぬ販売方向に舵が動きます。それは、お客様より私達の方が補聴器の知識が豊富なため、本来すべきことをしない方向にも誘導できてしまうからです。このため、営利企業ではあるものの、社会貢献を第一とし、その先に利益があるという思想をもって活動しています。安易な乱売はNGとしつつ、サービスの価値に見合わない廉価な販売もNGとし、社会性と営利企業としての活動性のバランスがもう一つのテーマとしています。

今の私を例えると「水を得た魚」。青山を立ち上げた14年前からしたかったことが、やっとできるようになりました。「補聴器で困っている人をゼロにしたい。」この想い一つで活動を続けてきました。

2020年は創業25年の節目の年。一人でも多くの方が、素晴らしい人生を過ごせるように、その懸け橋になれるよう、全速力で駆け抜けます。

東急プラザ渋谷