専務 菅野聡のブログ

大学名誉教授への挨拶で実感した、私の相棒の成長。

現在、大学病院にて補聴器外来を担当しています。その主担当は私の妻であり、私の右腕である、菅野沙織。今日は、この菅野沙織に関するお話です。

本日ご挨拶に伺ったのは、某大学の名誉教授。補聴器の世界では誰もが知る、権威ある先生。半年前からこの先生の患者様を担当させていただいたのですが、今日、先生より直々に「補聴器の対応に感銘を受けた」との最高のお褒めのお言葉をいただくことができたことに、私は感動を覚えました。それは、先生から褒めていただけるような良い仕事ができたことに対してでもありますが、それよりも「私の相棒」が主担当として担当させていただいた患者様であったということが大きい。病院で仕事をするという長い経験を持っていたことも功を奏したのかもしれない。

彼女は、私と同じく「補聴器を売る」という販売者の立場ではなく、まず第一に「難聴でお困りの方を補聴器で助けたい」という想いの方が強いタイプと思っています。なぜかと言えば、認定補聴器技能者という補聴器フィッティング現場では最高レベルの資格を保有しつつも、実は臨床検査技師という国家資格を持ち、日々命にかかわる仕事に向き合ってきた、医療従事者の一人だからです。「救う」という使命で生きてきたため、根っこが「物売り」の人ではないのです。

このため、中々ここまでは大変だったと思いますが、今日の先生からのお褒めの一言で、今までの努力が相当に報われたのではないかな…そう思っています。これを糧に明日からも頑張ってほしいと思います。

そして、末端の我々一人ひとりに対して、「菅野さん、何か聞きたいことはありますか?」とおおらかな物腰でお声がけいただいた先生のお姿、上に立つ者としての心構えも学ばせていただくことができました。