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デンマーク補聴器関連施設の視察(2/6) 研究所を訪問

デンマークの研究所

※写真:エリクスホルム研究センター入口

 

視察二日目に訪れたのは、補聴器メーカーのオーティコン社と同じグループに所属する研究機関、エリクスホルム研究センター。海外の大学や数百人にもなるボランティアの難聴者と連携しながら、補聴器の仕組みや理論の改良に取り組んでいます。オーティコン社で開発した補聴器の製品化テストも行っていますが、モニターの8割以上の賛同が得られた補聴器のみが製品となる、厳しい品質基準を設けています。
コペンハーゲンから離れた静かな森の中に位置し、研究のしやすい環境が整えられていました。

 

 

補聴器資料ブース※写真左:補聴器資料ブースの一部
※写真右:1939年頃の補聴器

研究所は古いお城を増築したユニークな作りになっていて、デンマークの歴史や自然に溶け込むように建てられています。屋内ツアーでは、まず100年前の創業時から現在に至るまでの補聴器の歴史が分かる資料ブースへ。補聴器はここ数年でデザインがずいぶん良くなり、ほとんど目立たないサイズになりましたが、昔のものはとても大きく、使いにくかっただろうなぁと思いました。
他に、全く音が響かない無響音室や世界中から集められた聴覚や音響、心理学に関する書籍を収容した図書室などを案内してもらいました。

 

 

 

無響音室及び講義風景※写真左:無響音室
※写真右:研究所所長による講義

後半には研究所所長の講義を受けました。その中で特に印象的だったのが、難聴者のニーズを取り入れるために、たくさんの協力者(モニター)がいること。何十年も関わりの深い方は微妙な音の違いを説明する能力が高く、研究センターには貴重な存在だそうです。東京ヒアリングケアセンターでもモニターのご協力をお願いしておりますが、実際の声を生かしていくことの大切さを改めて学びました。
講義の最後に、日頃疑問に思っていた事を質問してみました。日本語と英語では聞こえ方に違いがあるため、それぞれの言語に特化した調整方法や理論が必要ではないかと聞いてみたところ、今後そうした研究も必要になってくるとおっしゃっていました。やはりマニュアル通りでは、お客様おひとりおひとりに合わせた補聴器に仕上げることは難しいため、使われる方の文化やライフスタイル、聞き取りの個人差をきめ細かく把握する当店の音作りの方向性に間違いがないことを再認識しました。

    

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